地松(内地松)とは
松(マツ科マツ属 学名:Pinus)は、燃料や材木、樹脂や種子の採取用のほか、防風林,防潮・砂林としても古くから植林されてきました。特に建築用材としても、古くから愛用されました。その耐久性、香りの良さから、特に文化財となるような建築物の用材として、多く用いられています。松は北半球全体に分布しています。現在把握されている総品種数は93種にも上ります。その中でも建築用材として特に適しているのが、赤松、黒松などの、我が国、日本の松なのです。
■赤松
和名:赤松(アカマツ)
別名:雌松(メマツ),女松( オンナマツ)等
英語名:Japanese Red Pine, Red Pine
学名:Pinus densiflora(ピヌス デンシフローラ)
<特徴>
常緑の大高木。クロマツ (Pinus thunbergii)とともに日本人にとっては非常に馴染み深い木とです。日本の代表的樹種ということができるでしょう。。クロマツは海岸縁に防風林として植林されることが多いようですが、アカマツは海岸に限らず、内陸でもよく見かけることができます。性質は強健で痩せ地や湿地、乾燥地にも耐えます。しかし近年はマツ枯れ病(マツクイムシ被害)が猛威を振るっており、対策(防除)が必要です。
<語源>
神がその木に降る「待つ」から転じたとする説、葉が二股になっている「股」から転じたとする説等の諸説があります。「赤(アカ)」松は幹が赤いことによります。
<分布>
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国東北部まで広く分布。 岩手の南部松、福島県の津島松、宮崎県の日向松、長野県の霧上松、九州霧島山系の霧島松等が特に有名。
<形態>
樹高は15~35m、直径は1.5~2mにも達します。樹形は広円錐状。葉は針状で、細長く10cm前後で、2本が一組になって生えます。長さ12cmほど赤褐色で卵形の球果、いわゆる松毬(松ぼっくり)がなります。
<代表的な栽培品種>
シダレアカマツ (枝垂赤松, テンモクショウ, ペンジュラ, ペンデュラ, ペンドゥラ)、 ジャノメアカマツ (蛇の目赤松, オキュラスドラコニス, オキュルスドラコニス)、 タギョウショウ (多形松, アンブラキュリフェラ, ウツクシマツ, 美松)、タンヨウショウ (短葉松, タンヨウアカマツ, 短葉赤松)、 ロウグロウ (ローグロー)
■黒松
和名:黒松(クロマツ)
別名:雄松(オマツ),男松(オトコマツ)等
英語名:Japanese Black Pine, Red Pine
学名:Pinus thunbergii(ピヌス ツンベルギー)
<特徴>
常緑の大高木。日本の代表的樹種。海岸部に自生し、内陸では非常に少なくなっています。潮風や公害に強く強健で痩せ地や湿地にも耐えますが 赤松と同じくマツ枯れ病 の防除が必要です。多くの日本がで見られるように、枝は自重でやや下方向に伸びることが多いです。
<分布>
本州、四国、九州、朝鮮半島南部に広く分布。 熊本件の茂道松、宮崎県の穆佐松(ムカサマツ)、その他、千葉、島根、静岡の材が有名。
<形態>
樹高は15~35m。樹形は広円錐状。葉は針状で、細長く10cm前後で、2本が一組になって生えます。長さ4~7cmほど赤褐色で卵形の球果、いわゆる松毬(松ぼっくり)がなります。
<代表的な栽培品種>
アラカワショウ (荒皮松)、 オウゴンクロマツ (黄金黒松, アウレア, オウレア, オーレア)、 サンダーヘッド、 バンダイショウ (クロバンダイショウ, 黒万代松, バンショウショウ)、 ベニクジャクマツ (紅孔雀松, ベニクジャククロマツ, 紅孔雀黒松)
<その他の栽培品種>
アンジェリカズサンダーヘッド (アンゲリカーズサンダーヘッド, アンゼリカズサンダーヘッド)、 クジャクマツ (孔雀松, クジャククロマツ, 孔雀黒松)、 ジャノメクロマツ (蛇の目黒松, オキュラスドラコニス, オキュルスドラコニス)、 トラフマツ (トラフクロマツ, 虎斑黒松, トラブマツ)、 ニシキマツ (錦松)、 ピグマエア、 ヤツブサクロマツ (八房黒松)

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