木の香りに包まれた住み心地の良いコートハウス
「力強い地松の梁をデザイナーに表現してほしかった」
子供のころから民家のような住まいが大好きだったというM様ご夫妻。マイホームを建てるにあたり、まず思い浮かんだのが民家だそう。
「民家っていうと、和が強すぎて。民家そのものというより、民家の屋根裏に見える地松の梁丸太が好きだったので、それを取り入れたかったんです。自分の感性より、人に任せたほうがおもしろいなと思って、それならデザイナーに頼んでみようって思ったんですよ」
どことなく懐かしい和を感じるモダンな住まい。それを今回見事に再現した建築家。家の随所には、マツ、スギ、ヒノキ、サクラ、カヤ・・・数え切れないほどの国産材を当社がコーディネートして用いました。
「まさしく、適材適所の使い方。木といってもいろいろな表情が樹種によって当然あるんですよね。それを使い分けることにより、単調になりがちな家のイメージを面白く仕上げてくれたのは驚きですね」
外観は黒色のガルスパンでモダンに仕上げられたM様邸。アクセントとして用いられてるのが、国産スギのルーバー。無機質な外壁の中に自然素材を用いることで程よいデザインバランスを演出したのは、さすが建築デザイナー。
「外材は殆ど用いませんでした。嫌だっていうのではなくて、日本の気候に耐えうるのは日本で育った木だからって単純に考えて。やっぱり長持ちしてくれる家が理想でしょう?(笑)」
室内の吹き抜け空間にその存在感を示す力強い国産の地松。細すぎず、太すぎず。まっすぐすぎず、曲がりすぎず。その絶妙な素材選びは材木商だからこそできる熟練の技。
